日本人なら誰でも知っている「おせち料理」。
しかし、おせち料理の起源をご存じですか?なぜ「おせち料理」と言うのでしょうか?
いつごろからあるのでしょうか?あらためて考えてみると、知らないことがいっぱいですよね。
そんな、知っているようで実は知らない「おせち料理」。
では、今回は、おせち料理のルーツについてひも解いてみましょう。
1.おせち料理のはじまり
おせち料理のはじまりは、なんと弥生時代だそうです。農耕で稲を作るようになったことから、自然の恵みに感謝するという習慣が生まれました。
それとちょうど同じような時期に、「節」という季節の変わり目を定めた暦が中国から伝来しました。
この「節」に合わせて神様に感謝する行事をするようになり、そのときに感謝を込めて作ったお料理が「おせち料理」のそもそもの始まりだといわれています。
思ったよりずいぶん昔からおせち料理はあるのですね。
しかし、現在のおせち料理とはかなりイメージの違うものであって、現在のおせち料理の基礎ともなった正月料理が登場するのは、江戸時代に入ってからとなるのです。
2.おせち料理の呼び名の意味って?
「おせち」とは、漢字で「御節」と書きます。これは、季節の変わり目の大切な日をお祝いする行事(節句など)のために用意した神様にお供えする料理である「御節供(おせちく)」を略したもです。
実は「端午の節句」「七夕の節句」のように、1年の中に節句は何度もあります。しかし、数ある節日の中で正月が最も重要だったため、「おせち」といえば正月料理をさすようになりました。
この習慣が庶民の間に広まったのは江戸時代ですが、この料理は当時の庶民のあいだでは「食積(くいつみ)」または「蓬莱」と呼ばれていました。
「おせち料理」という呼び名が一般的に使われるようになったのは、第二次世界大戦後のことなのです。
3.歴史あるお説料理の具材と言えば?
現代ではおせち料理の具材は伝統的なものだけではなく、ローストビーフやエビチリなど和洋中のバラエティ豊かなものになっています。
もともと、おせちを含む正月料理は、中世の武家社会で成立した宴席料理の形式に大きな影響を受けています。
当時は、現在のおせち料理にも見られる数の子や黒豆・田作り・たたきごぼうといった具材が、酒の肴として供されていました。
そんな昔から、これらの具材は存在していたのですね。
また、現在のおせち料理の定番具材のかまぼこやだて巻き、きんとんなども宴席に出されました。
しかし、それらはその場で食べるのではなく、主に宴会が終わってから招待客らが自宅に持ち帰って食べるお土産のようなものだったのです。
4.おせち料理の起源!いわれや歴史、いつから食べられているの?まとめ
今回はおせち料理のルーツについてひも解いてみましたが、いかかでしたでしょうか。
日本人なら誰でも知っているおせち料理ですが、知れば知るほど奥が深いですね。おせちのルーツを知ることで、日本のお正月をもっと楽しむことができるのではないでしょうか。
今年はコロナの影響で遠出はしないという方が多いと思います。そんな時こそ、おうちでおせち料理を楽しんでみるというのはいかがでしょうか。
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