おせちを食べるタイミングは?大晦日や元旦など地方による違い

おせち料理をいつ食べ始めるのかというと、一般的な考え方としてはお正月元旦から三が日です。

しかし、おせち料理を元旦から食べ始めない地方があるのです。

おせち料理を元旦から食べ始めない地方ってどこ?その地方ではおせち料理をいつから食べ始めるの?いろいろ疑問がわいてきますよね。

そんな、おせちを食べるタイミングについて、今回はひも解いてみましょう。

1.地方によっておせちを食べるタイミングが違う?

風習や文化には、地域によって差があることも多いです。

じつは、おせち料理を食べ始めるタイミングも地域によって差があるのです。

お正月に欠かせない食べ物といえば、なんといってもおせち料理ですが、皆さんはいつ食べ始めますか?お正月を祝う料理なので、元日に食べる始める方が多いかもしれませんが、食べ始める日が大晦日からという地域もあり、地域によってタイミングに違いがあるです。

1.北海道・東北

実は、北海道では、大晦日に年越しそばと一緒におせち料理を食べる習慣があるのです。

もちろん、北海道のなかでも地域や各ご家庭によってちがうかもしれません。

しかし、一説によると、おせち料理はもともと大晦日に食べられていたとも言われていて、この習慣が北海道や東北の一部の地域で今でも残っているのです。

大晦日の日は年越し蕎麦とおせちを食べて、お正月はお寿司やお雑煮や大晦日のおせちの残りを食べるというご家庭が多いようです。

北海道は様々な都道府県の出身者の方が集まっていて、それぞれの文化が融合しています。

また、北海道におせち料理が伝わったのは、江戸後期から明治時代までにおいてです。

その後、江戸では大みそかにはおせち料理ではなく年越しそばを食べるという方向へと習慣が移行していきました。

ですから、北海道には江戸時代の大晦日におせち料理を食べるという本来の風習が残っているのではないでしょうか。

2.北海道・東北以外はいつ食べる?

北海道や東北以外の地域では、一般的におせちを食べ始めるのは元旦です。

元日のいつ食べるのかという時間帯には差はあるものの、食べ始める日については約8割の方が元日におせちを食べ始めています。

おせち料理は単なるお正月の食べ物というだけでなく、新年の縁起物という意味合いもあります。

おせち料理の一品一品の料理には演技のよい意味が込められていて、新年の幕開けである元旦に一年の幸運を願って食べるということが、多くの人の共通認識になっているからなのではないでしょうか。

2.まとめ

今回は、おせちを食べるタイミングについてひも解いてみましたが、いかかでしたでしょうか。

元旦か大晦日どちらにおせち料理を食べるのか…。その疑問には、正解がありません。

現代は働き方も多様化してきて、元旦からお仕事だったり、大晦日まで仕事だったりという方も多いです。

各ご家庭の事情に合わせて、おせち料理を食べ始めるタイミングを決めるという方も最近では増え始めたようです。

ご家庭においては、元旦と大晦日、おせち料理を食べ始めるタイミングをどちらにするのかは、家の事情に合わせて決めるのが良いのではないでしょうか。